こんにちは!ひつじです♪
ピアノの導入教材ってすごく種類があるけど、どんな教本を選んだらいいの?
きょうはこんなお悩みを解決します!
子供向けの導入教材は海外発祥のものから日本のものまで本当に数多くあります。
それぞれの本に特徴があり、生徒さんやお子様にどういったことを求めるのかによって選ぶ教本も変わってくると思います。
教材選び、教材研究で重要視するポイントはこちらの記事でご紹介しています。
併せてごらんください。
今回は海外日本問わずおすすめの教本を特徴とともにご紹介しつつ、子供のタイプや指導の優先順位に合わせて教材を選ぶポイントもお伝えします!
これを読んだら教材選びはバッチリです!多分ほとんど全て導入教材は網羅してるハズ。
優先順位・タイプ別!おすすめ教材のご紹介
ピアノを指導する上でその生徒さんの生活環境だったり性格で、「合う教材・合わない教材」が出てくると思います。
先生の指導方針や、生徒さん・お子様のタイプ別に教材をご紹介します♪
①おっとりタイプ
特徴 発育遅め、ゆっくり着実に進ませたい、家庭のサポート薄め
②やる気メラメラタイプ
特徴 発育速め、音楽性を重視、好きな曲なら頑張れる、家庭のサポート厚め
③お歌大好きタイプ
特徴 日本語の歌を含む、歌から入って音楽的アプローチをしたい
④うさぎタイプ
特徴 耳をよく使うことを教えたい、音程で相対的な譜読みをさせたい
⑤論理的タイプ
特徴 先生が奏法について詳しい、腕を使った現代の奏法、重力、脱力奏法など
⑥即興タイプ
特徴 即興を学ばせたい
⑦左手強化タイプ
特徴 左手伴奏のパターンを強化したい
⑧左手強化タイプ Ver.2
特徴 左手のメロディーを強化したい
伝統的な海外の教本(19世紀~20世紀前半)※特徴も記載
〇バイエル ドイツ
特徴 スモールステップ、数こなしに向いている。ト音記号で片手から始まり61番から急にヘ音記号が登場する。ソナチネやソナタへの準備に適している!
〇チェルニー「リトルピアニスト」 ドイツ
特徴 進度が急だが、メロディーや和声、形式が音楽的!「第1課程練習曲」等他にも教材がたくさんある。「100番練習曲」→「30~50番」まで一生使える教材
〇メトードローズ フランス
特徴 歌詞はないが歌を素材にした曲が多く載っている!メロディーが美しく、拍子感や正しいリズムを徹底している印象。
〇トンプソン アメリカ
特徴 ミドルCの大譜表、歌、連弾が盛りだくさん!無理のない進度
〇バルトーク「ミクロコスモス」 ハンガリー
特徴 民謡や旋法を使っている。音楽の構成に着目させている。最初は左右のユニゾン。ポリフォニーへ移行していく。バッハの準備に最適!
伝統的な海外の教本(20世紀後半~) ※特徴も記載
〇コダーイ「ピアノの学校」 ハンガリー
特徴 近代奏法につながる幼児向き導入本として知られている。「教材楽曲・音楽上の知識・テクニック」の三つを並行して習得することができる!
〇バーナム「ピアノテクニック」 アメリカ
特徴 曲がシンプルで1曲が短い。イラストがたくさんあり曲のイメージがつかみやすい。
〇トンプソン「はじめてのピアノ教本」 アメリカ
特徴 すべて5指のポジションで演奏できる、はじめから調や音楽記号、音楽用語について勉強する。様々な拍子が登場する。
〇スオミ・ピアノ・スクール フィンランド
特徴 導入として黒鍵のみの自由演奏があるなど音楽的想像力を最大限に引き出すことを目的とした本。子供向けにしては5線が少し小さめ。即興の導入として。
〇ロシア奏法によるピアノ教本 はじめの一歩 ロシア
特徴 「鍵盤から音を引き出す」という感覚、手の脱力、1本1本指それぞれのテクニックなどを子供が親しみやすい曲を通して繰り返し練習することで、習得することを目的としている。これも即興の導入として◎
日本の教本 ※特徴も記載
〇子供のバイエル 上下
特徴 スモールステップ、数こなしに向いている。ト音記号で片手から始まり61番から急にヘ音記号が登場する。ソナチネやソナタへの準備に適している!
〇みんなのオルガン・ピアノの本
特徴 オールカラーで楽譜が大きく見やすい。内容は充実しているが進度が速い印象。プレリーディングはなく、はじめから両手で大譜表の楽譜が登場する。
〇NEWピアノスタディ
特徴 聴く、歌う、弾く等様々な要素を楽しみながらバランスよく学べる教材。時代もバロックから近現代まで様々で、曲集の中で発表会向きの少し難易度の高い曲を数曲掲載している。
〇あたらしい ぴあのおけいこ
特徴 はじめから大譜表。読譜力、正確なリズム感の習得を目指している。
〇幼児のためのピアノ入門書 みんなのおけいこ
特徴 楽譜が大きく見やすい。絵譜や階段譜もありぬりえも載っている。飽きっぽい子に向いているかも。ピアノを弾くことへの脱落者が少ないという話も聞く。
〇ともだちピアノ
特徴 音高やリズムの読み方、5本の指の運指等楽譜を読むこととピアノを弾くこと両方に配慮されたバランスの良い教材。
〇うたとピアノの絵本
特徴 歌詞のついた短い旋律を歌ったり、ピアノで演奏したりしながら音楽と読譜力と演奏テクニックが身につく絵本教材。右手→左手→両手と本が分かれている。
〇すくすくミュージックスクール 音符の学校 ピアノの学校
特徴 絶対音感教育で有名な「一音会」の江口先生の教材。
〇ピアノランド
特徴 超有名テキスト。親しみやすいメロディーのいい曲が多い。プレピアノランドとの二段階導入法で無理なく演奏技術を習得できる。
〇ぴあのどりーむ
特徴 曲のすべてに題名がついているので演奏するときにイメージが付きやすい。ほとんどの曲に歌詞がついている。進度はゆっくりめ。
〇Miyoshi ピアノメソード
特徴 三善晃先生が全ての曲を作曲。どの曲も美しい和声、旋律が使われている。ポリフォニーの曲が多く載っている。
〇ピアノひけるよ!ジュニア
特徴 「知ってる曲」がたくさん掲載されている。子供人気が高い!「知ってる曲なら頑張れる子」におすすめ。シリーズがたくさん出ているので副教材を選びやすい。
〇アキピアノ教本
特徴 「うたとピアノの絵本」の続きの教本。ソルフェージュ要素も加わって無理なくステップアップできる。
〇ミッフィーぴあのの絵本
特徴 もともとはオルガンピアノの本の前段階として考案。クラスターや3度音程などを生活の中の音を模倣する現代音楽的要素や脱力奏法へもアプローチしている。
〇小さい子のために ゴーゴーピアノ
特徴 2~3歳児向け。ト音記号片手のみ。幼児の理解できる言葉で構成された4小節の曲で、まずリズムとメロディーを覚え、歌いながらリズムが打てるようになってからピアノを弾くという流れ。
〇ピアノとソルフェージュの本 みみをすます
特徴 恩恵をパターン認識させる手法。ペースメソッド的な読譜の導入。耳や音感の育成。リズムはコダーイシステム読み。
総合的内容の教材
ここではピアノの鍵盤の理解、リズム、テクニック、読譜、和声、移調、聴音、理論、創作、即興演奏、アンサンブル、初見、鑑賞、レパートリーなどなどを総合的に学べる曲を紹介します!
さいごに
いかがでしたか?
これで導入教材選びは完璧ではないでしょうか!
気になる教材が見つかったらぜひ買ってみください♪
↓は導入教材の選び方のポイントを紹介しています。併せてごらんください。
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