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【決定版!】音楽好きにおすすめしたい本5選!(ピアノの本多め)

本関係

こんばんは!音大生のひつじです。

今日は読書が趣味の私がおすすめしたい音楽関係の本 5作品 を紹介します!

技術を磨くための本から、小説、漫画、幅広く選んだつもりですヽ(´▽`)/

ぜひご覧ください!

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おすすめ① 蜜蜂と遠雷

まずご紹介するのは「蜜蜂と遠雷」です!

映画化もされ、史上初の第156回直木賞&2017年本屋大賞をダブル受賞された作品でもあり、本屋さんの目立つ場所に置いてあったのでみなさんも見かけたことがある人が多いのではないでしょうか。

こちらは「夜のピクニック」などを書いた恩田陸さんの作品です。

一見すると、かなり分厚い本で二段組で細かい文字がびっしりなので、気後れしそうになりますが安心してください!

そんなふうに思っていたことを忘れてしまうくらい素晴らしい作品で、一気に読了することができます。

舞台は芳ヶ江国際ピアノコンクール。
家にピアノがないにも関わらず、キラリと光るセンスを持つ16歳の少年。

幼い頃は天才少女として数々のコンクールを制覇するも、母の死をきっかけにピアノから離れた20の女性。

音大卒業後、楽器店に勤め、妻子を持つ28歳の男性。

そして完璧な演奏技術と音楽性で優勝間違いなしと太鼓判を押されているジュリアード音楽院の19歳の学生。

全く違う人生を歩んできた4人天才たちが 優勝 することを目指す物語です。

コンテスタントの視点、審査員の視点、友人の視点とあらゆる角度から物語を読んでいきます。

一次審査からどんどんと進んでいくコンクールの行方がどうなるのかと気になって、ページをめくる手が早くなってしまうこと間違いなしです。

なにより、曲の描写が美しく、本当に音楽を聴いているような気持ちになれます。

一口に天才といっても、努力ができることを指すのか、演奏技術を指すのか、はたまた感性を指すのか。

4人の主人公がそれぞれの人生を、互いの演奏によって己を見つめ直し、変革を起こしていくところはきっと音楽を学ぶ人は、何か揺さぶられるものがあるのではないでしょうか。

「祝祭と予感」という続編短編集も出版されていますので、そちらもぜひご覧ください。

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おすすめ② のだめカンタービレ

音楽好きでなくとも知っているであろう「のだめカンタービレ」

これは忘れられない!言わずと知れた名作です!!

そして、これを読むとなぜかピアノを練習するやる気がみなぎるのは、ピアノ演奏家あるあるでしょうか?笑

天才的な感性・感覚・テクニックをもつ主人公。
通称のだめは、人の心を動かす演奏をする才能を持ち合わせているにも関わらず、過去の苦い体験から審査されることを極端に嫌い「ピアノは楽しく!!!」がポリシー。

一方同じ大学に通う主人公(2)千秋先輩は、ヴィエラ先生の指揮に魅せられ、指揮を学ぶ傍らヴァイオリンにピアノになんでも完璧にこなすスーパー音大生。

クラシックを通じて、共に壁を越えるために努力したり、超えられなかったり、笑いあり、涙ありの音楽青春(ラブ)ストーリー(?)です!

私はこの漫画を通じてたくさん曲を知りましたし、結構影響を受けました。
そして、音楽に真摯に向き合う姿、がむしゃらに頑張る!みたいな描写はいつも刺激されます。

まだ読んでいない方はぜひ!

おすすめ③ 革命前夜

「革命前夜」こちらの本は東ドイツに音楽留学したピアニストのおはなし。

個性と才能の溢れる音楽家たちの中で、「自分の音」を探し求め主人公はあがきます。
そんな中、教会で啓示のようなバッハに出会います。

演奏するのは美しいオルガン奏者。

しかし彼女は国家保安省(シュタージ)の監視対象だったのです。

ドイツが舞台となっており、ある一人の青年音楽家にスポットを当て、音楽面・精神面の成長を描く。
そんなお話となっています!

私たち日本人は西ドイツ・東ドイツの分裂のことや、シュタージのことは学校で習った程度ではもちろん理解しているつもりですが、感覚的な部分までは理解が追いついていないですよね。

日本人がいかにそういった時代背景を持つ音楽院生と関わり、理解し、折り合いをつけるのか。それぞれの立場の人たちが様々な思いを胸に秘め、生まれた相反する矛盾をどう消化していくのか。

これを読んで私は、ベルリンの壁が壊れる前のドイツのことを露ほども知らなかったんだ、と無知を実感。

そしてこの本は結構音楽用語も登場し、クラシックを勉強している人にとっては読み応えがあるのではないでしょうか。
なにより、私と同じくらいの年齢の主人公でしたのでつい、重ね合わせて考えさせられました。

人物・社会・音楽の3つの要素を軸にして進む物語。
「自分の音」は何なのか。才能に関してや、自由への渇望。
抗うことのできない時代に翻弄されながらも、音楽への情熱の焰は決して消すことのない若者たち。

最終部分のクラシック音楽の描写の美しさには素晴らしかったですし、音楽小説と歴史小説が見事に融合した重厚な

作品。クライマックスは圧巻!!

おすすめ④ 正しいピアノ奏法

お次は、ピアノのテクニック的な本。

「美しい音と優れたテクニックをつくる 正しいピアノ奏法 (脳・骨格・筋肉の科学的研究による革新的メソッド)」です!

こちらの本を執筆された「御木本澄子」先生は、自分の演奏の評価で「指が弱い」と指摘されたことをきっかけに、フィンガートレーニングの研究を始めます。

ピアノを弾くためにはどこの筋肉がどう作用しているのか、関節の構造、ある指をある方向に動かすとき、どのように力が入るのか。指と指の間にある腱の伸びは? ミスタッチの原因は脳?

一流ピアニストとそうでない人の指はどう違うのか。

実際に御木本先生が開発した測定方法で、一流ピアニストから自身の生徒の指のあらゆることを調べ、実験をされました。

そして生まれたのが「ミキモトメソッド」です。

この本では、手・指・腕・背中・脳・腱・神経・関節あらゆる場所を図を使って解説されていたり、練習方法など、御木本先生が音楽人生をかけて調べ上げたさまざまなことを知ることができます。

このメソッドを生かさずとも、きっとこの本の知識はピアノを学ぶものにとっては財産になると思います。

おすすめ⑤ さよならドビュッシー

最後にご紹介するのは音楽ミステリー「さよならドビュッシー」

ピアニストを目指し、ピアノ講師の鬼塚にレッスンを受け日々練習する少女遥。

両親を亡くし、従姉妹の遥の家に住むルシア。

同い年のふたりの夢はピアニストで、共通点も多く姉妹のように仲がいい。

遥の父はルシアを養子にしようとすすめます。

そんな時火事が起こり、ルシアの祖父とルシアは亡くなります。

しかし、一生に寝ていた遥は全身大やけどの重症だったものの、奇跡的に助かりました。

顔は元通りになりましたが、声はしゃがれ、指は思うように動かない。

それなのに音楽高校へ特待生としての推薦入学は決まっていたので、クラスメイトからはイヤミを言われる始末。

入学した以上、コンクールなどでの結果を求められ重圧をかけられる。

そして自分しか助かることができなかったということに大きなショックを感じます。

そんななか、不吉なことが多く起きますが…

とまあ、こんな感じです。ミステリーはあらすじが難しいです笑

遥のコンクールに入賞するために努力する姿はとても勇気づけられますし、なによりミステリーの醍醐味、最後の大どんでん返しは読んでいて驚きます。

ぜひ読んでみてください(^^)

最後に

いかがでしてか??

意外にもピアノ関連の本は多く存在します。

どれも素晴らしい作品ですので、みんさん是非ご覧下さい!

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