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【入賞者が贈る】星空ロック読書感想文例

本関係

こんにちは、現役音大生のひつじです。

私は小学校・中学校と読書感想文が得意で、何かと賞に選ばれてきました!!

このブログは一応「音楽系ブログ」ということでやっているので、今日は私の入賞作品の中の「星空ロック」から作品を丸々大公開したいと思います!笑

読書感想文がかけなくて困っているそこの少年少女!笑

参考にしてみてください!
(パクってもいいけど、一応世に出たものだから、その辺は自分で判断してね笑)

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星空ロック 読書感想文例

【題名】壁を乗り越えたその先に

世の中にはいくつもの壁がある。


人種の壁や言葉の壁、宗教の壁、性別の壁、世代の壁……。
どこの国に生まれて、どんな家庭環境で育つのか。肌の色、政情や教育環境—
自分では選べない、努力だけではどうにもならないような理不尽なこともたくさんある。

レオとケチルは世代の壁を越え、音楽を通じ、友情を育む。
音楽に境界は存在しない。

「音楽が好き」という気持ちが二人をつないでいる。

だから人から見たら十四歳の少年と九十歳の老人との奇妙な友情だけど、音楽を愛する者同士、対等の立場なんだ、と思った。

私も「音楽が好き」だ。

この気持ちは私にも、レオにも、ケチルにもある同じ感情だ。

私自身、五歳の頃からピアノを習い、中学生になってからは吹奏楽部に入った。
人生の半分以上、音楽に身を浸すような環境にある。

音楽の楽しさとは、大勢の観客の前で自分の作った音楽を披露することもそうだが、それ以前の、一人で曲と向き合いイメージをふくらませ、胸の中に秘めている曲に対する「思い」をどうやって相手につたえるのか、と考えるところにある。

たくさんの人との合奏も楽しいが、個人個人の意見がバラバラだと、イメージもまとまらず、思ったような曲に仕上がらないのがデメリットだ。

十人いれば十人分の考えがあるのだから仕方がないと今までの私は考えていた。
レオも一人で音楽を楽しむタイプだった。
そんなレオに亡き友ケチルがかけた言葉—

「レオ、おまえはおまえのロックをやれ。」

初め私は、この言葉の意味を
「自分の音を追求してみなさい。自分の音を大切にしなさい。」
ととらえていた。

しかしこの夏の発表会、ピアノの連弾を初めて経験したことで私の考えは変わった。

初めは連弾をする友人と曲に対するイメージが全く違い、「私はこういうイメージ!」
「いやいや、このほうがカッコいいよ!」と意見がまとまらなかった。

最初は楽しみにしていた連弾の練習が「一人の方が楽だし、楽しいな……。」と苦痛に思うようになってしまった。

だが、練習が進むうちに二人の考えが次第にあゆみ寄り、友人も私の要望を聞き入れてくれた。
そして、私も友人の考え方に自然と耳を傾けるようになった。

そうなると新しい意外なイメージがわいてきたり、曲に対する思い入れが変わったり、新鮮でとてもおもしろく感じられるようになった。

本番、夢中で弾き終わったときも楽しかったという充実感でいっぱいだった。

音楽に境界はないが、「壁」がないわけではない。
感性の違いや好みの問題だ。

しかし、この壁を乗り越えることで、新しいイメージや曲に対する思い、今までとは違う新たな考えを発見することができる。

一人の世界で奏でるよりずっとおもしろい。

きっと音楽は、壁があるからおもしろいんだ。

ケチルのあの言葉は「たくさんの人と触れ合い、音楽を共有する中で、おまえはおまえのロックを見つけろ。」という意味だと思う。

音楽をもっとたくさんの人と分かち合えとケチルは言いたかったのではないか。
自分一人の世界に浸り、周りに目を向けなかったレオ。
だけど周りにいた友達に背中を押され、始めたバンド。音楽を共有し、分かち合う楽しさを知った。

今までは、目立たないように、いじめられないように、平凡で無難に……
と生きてきたレオにとってステージに乗ってお客さんに自分の音楽を届けるということは、とても緊張しただろうし、勇気ある一歩だったなあ……と思った。

壁を乗り越えることで新しい楽しさを知ったレオ。
だとしたら他のいろいろな壁も乗り越えた先に喜びや楽しさが待っているのかもしれない。

新しい地平が見えて世界が広がり、新しい自分、新しい仲間、そして新しい未来が待っている。
もしそうだったら、それはとても楽しいことなんだろうなあ……と思った。

ベルリンには、長い年月、文字通り「壁」が存在していた。

クララはレジスタンスの果てに死んでいった。
ケチルは長い間収容所での苦しい生活を強制され、ハンナは今は恵まれた生活をしているが、その私財を投じてアフリカの子どもたちを救う活動に力を注いでいる。

長く辛い期間を経た後、その壁に槌が打ちこまれたとき、たくさんの人の願いや思いが戦争というものに打ち勝った瞬間だったのではないか。

どんな壁でもいつかは破れる。それを信じよう、というメッセージがこの物語のベースとして絶えず響き続けているような気がした。

ベルリンの夜空に響く星空ロック。

それはレオの見つけた音でもあるし、ケチルやクララやハンナ、みんなの思いが共鳴した音楽だったと思う。

私も信じよう。

一歩踏み出した先に必ず「幸せのかけら」があることを……。

(改行・装飾はブログ仕様です)

【講評】

「音楽が好き」という主人公との共通点から、自分の体験を重ね合わせながら読んでいる。

分かち合いを共有することで音楽が豊かになるように、人との関わりもより豊かにすることができると気づくことができた。

ベルリンの壁のように、人と人とのつながりをはばむ「壁」もいつかは越えていける、という希望に満ちた作品である。

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さいごに

いかがでしたか?

中学校のときの拙い文なのでちょっと恥ずかしいのですが、お役に立てたら幸いです。

まだ読んだことがない人は、ぜひご覧ください!

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