お久しぶりです!
ひつじです!
今年は何かとイレギュラーなことがたくさん起こっていますが、大学入試も例外ではないようです。
なんとドイツのフライブルク音楽大学が実技試験をリモートで行ったそうです!!
6月に行われた入学試験では、中国と日本の学生の3人がそれぞれの国からピアノ演奏を行ったとか。
使われたピアノは日本が誇るピアノメーカーヤマハの「Disklavier」
今日はそんな新しい入試スタイルのニュースについてお話します。
ヤマハの自動演奏ピアノ『Disklavier』とは
「ディスクラビア」は、アコースティックピアノとして演奏するだけでなく、ヤマハ独自の高精度デジタル制御システムで、鍵盤やペダルの動きを正確に再現する自動演奏機能を搭載した、ハイブリッドピアノです。
引用:YAMAHA商品説明より
センサーでハンマーの動きを読み取ることによって、今までよりも精度が上がり、鍵盤の動きに反映するように改良されたことで、様々なニュアンスを表現できるようになり、従来よりも再現が忠実になりました。
リモート試験の仕組み
まずヤマハが提供した「Disklavier」を日本と中国、フライブルク大学に設置します。
学生の演奏をMIDIデータ化してドイツに送り、試験場のピアノでリアルタイムに再現したそうです。
ドイツの試験監督は自動演奏ピアノの音を聞いて審査をします。
下の図がリモート演奏の仕組みです。
フライブルク音楽大学では例年6月に入学試験を行っているそうですが、今年はそうもいかず、初めてリモート入試を採用したそうです。
ヤマハによると、国を隔てた生中継でのリモート入学試験は今までにないことだったそうです。
新しい試みのようですね!
受験生の声
「実際に受験してみて、このようなスタイルも選択肢の一つとして有効だと思った」
「これからの時代、海外の入学試験やコンクールの手段の一つとしてオンライン審査があればもっとグローバル化できるのでは」
などと期待の声が多くあがったそうです!
私自身は、オンライン上で正当な評価ができるのか難しいのではないかとどうしても思ってしまいますが、これは今後に期待ですね。
最後に
Disklavierは、ピアノの演奏を生中継する「リモートライブ」や、遠隔地同士をつないでピアノのレッスンをする「リモートレッスン」に使われたこともあるピアノだそうです。
フライブルク音楽大学では2005年ごろから研究やレッスンのために使っていたという話も。
今後また異常事態が起きた時のためにも、どんどんこういった技術が発達していってほしいですね。
それから、また生演奏を思う存分聴きに行きたいものです。
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